https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC300RE0Q4A530C2000000

上記の記事が出ていたので。少々ケチをつけてみる。私見ですので割り引いて頂ければと思う。

一日10haの調査能力、現状のドローンの能力であれば可能であろうと思う。ただ、前にも記載した通り、管理山林で大学の方が見た際にはずいぶん地形を選んでいた。また、現場の確認は、ドローンの撮ったデータと実地の差を確認する作業であったと思う。誤差は少なかったが100本もない中であると、精度が現状ではどうなのかは疑問であった。条件を選ぶ機械やシステムも時と場合よっては使えるというが、汎用性がないとも言える。山林や仕事を選べる立場であればよかろうが、オーダーがあれば枝打ちのしていない山林にも入る必要がある。どっかに引っかかったドローンを探しに山に入るようであれば本末転倒で逆に仕事が増える恐れがあると思うとなかなか調査などには使いにくい。このあたりが一般的な現場の方の受け止め方がではないか。

大手さんなので技術的に優れている可能性もあるが、多くの展示会などで突っ込んだ質問をするとまだまだ、ということは実際は多い。展示会に出展して実地に使えるまでどの程度の期間がかかるかはわからないが普及は10年単位くらいでかかると思われる。誰も好き好んで険しい山に入って毎木調査などしたくはない。ボタン一つと言わなくても、手軽な操作でできるのであれば、とっとと導入したいが、実際のドローン喪失のリスクなどでまだまだ割の合わない事業ではあるようだ。これが1,2万程度の現場の日当程度で収まるのであれば別であるが。

林業研修の安全講習で機械センターに行った際、枝打ち機というものを見た。立木につけてセッティングすると自動的に木に登って行って、枝を落とすというもの。動画などもあるし、結構古い技術ではあるようだが、地元で使われているのはほぼ見ない。たまに倉庫の隅に昔使われた機械が置いてあるだけだ。

実地を見たわけではないが、結構現場では、枝や木の上のほうでひっかかり、いちいち木登りをして回収する羽目になり廃れたと聞いた。理屈通りまっすぐな木だけではない。曲がりや木のコブなどで見れば机上の理屈が現場では通用しないという見本のような話である。ドローン調査なども同じようなオチになるのではないか、結構意地の悪い話だが現場はまだまだ様子見であろう。経験の積んだ人がさっと見た勘ピューターの方がまだトータルの確度が高そうだ。異業種で建築では有効でも、勝手の違う場所で活躍できるか。できるならば素晴らしいが、後でアレは・・・などとならないように願いばかりである。