地元では昨日から夏日を記録するようになる。今の寝室は北東向きで毎朝日に日に日射がきつく成ってくる。冷房はまだ使わない。この時期から使って年々暑くなる夏をどう乗り切るかを考える人は多いだろう。

最近の分譲や注文住宅は軒が無かったり、あってもかなり小さい面積しか無い家が多い。雨風から家を守るためである。上から真っすぐではなく風向き次第では、家の壁に直接あたる雨の量を減らせる。昔の家の方が軒が大きい。昔と比べると家のサイズ自体が小さくなったのもあるだろう。お寺の軒など廊下一つ分くらいの幅が大きい。

勿論今と昔では外壁の材料が違う。昔は木材や少し前はモルタルを外装に使っている。長期間水を当てられると決して強い材ではない。近年はほぼサイディングである。平たく言えばセラミック、お茶碗と同じような材である。金属系なども一部あるが。この辺りは耐水性に優れている。隙間埋めるコーキングを10~20年に一回メンテナンスしておけば、ほぼ手間がいらない。数年前に法律も変わり標準の厚みが12㎜から15㎜になっている。軒が小さくなったのもこの辺りの材料が良くなったのと無関係ではないだろう。

雨水はこれである程度解決しているが、軒のもう一つの役割は日射である。

日射は太陽が高い位置にある夏には軒(庇も含む)で直射日光を遮る。冬場は低い位置の日光を部屋に入れて部屋を暖める。初めてその話を聞いたときは衝撃を受けるぐらい感心した。窓メーカーの説明で、そのあと自社商品のPRに移ったので若干冷めたが。アウターシェードなどの新しい商材でも使い方次第で日射を遮るなど出来る。毎日するかは住んでいる方の問題になるが。

昨年から、窓関連や断熱、省エネ関連の補助金は多い。昨年度は予想よりも早く補助金枠を使い切った。本年度もと思いきや、意外に動きが鈍い。潜在需要が一巡した、景況感が悪い、実質賃金の減少もある。断熱を改善すれば光熱費は安くなるといっても、数十万~百万単位の出費で元を取るのには10年はかかるだろう。住宅ローンが終わるや、大きなライフイベントの変化でもないとなかなか予算を回せない。国の補助金も耐震基準の最低限を満たしていない住宅(昭和55年頃)より前のものは対象外である。省エネ、耐震など様々な事を考えねばならない。現在の住まいも借家で申請名義が異なるので中々補助金関連は少々困る事もある。

技術も考え方、材料なども時代において大きく変わるので家づくりも変化していく。話題に上る3Dプリンター住宅も業界の関心は強いが、様々な検証が出来ないと実用化には難しい。家は保守的な判断で選ぶもので良いと思う。家は変わらなくても住む人が変化するからである。誰しも大きくなるし、年も取る。それにあわせて変化できる余地を残す方が、最初から完全な家を目指すより現実的な気がする。