持ち家やマンション(060522)
昨日は税理士の先生と決算の打ち合わせであった。市内の不動産の会社の件である。足元はお陰様で悪くはないが、本年度は業績は少し下振れの見込みである。
某大手商社の年収でもマンションが購入できないという話も聞く。少し数字を丸めて出すが1800万円の平均年収で1.2億のマンション購入が難しい話らしい。東京で勤めの際には丁度タワーマンションで目端の利く同期が資産運用の一環で、購入をしていた。賃貸に出してもいいし、空くようであれば自分が住むような話をしていたと思う。インストラクターの先輩もマンション購入をしていたが、20年程前で5000万円かそこらであったと思う。当時の日経平均は8000円位で一時期は6000円台まで落ち込んだ。今と相場観が違うといえば、それまでだが、これほど金額の差が出ると予想した人は少ないと思う。マンションに限らずではあるが、当時は年収の6倍~7倍のラインでローンの組み方が変わると聞いた。一番年収の高い勤務層で平均売価に先のルールが外れつつあるとなると、最早顧客層が別になりつつあるという事であろう。自分で保有して使うより、不動産の資産運用目的での購入が増えているという事である。福岡市内でも10年ほど前から中国やシンガポール資本が入ってきていると聞く。足元では熊本のTMSC関連の話も土地の単価が高騰しているなど同じような話を聞く。
日本国内の経済状況より海外投資家や為替の影響が大きくなっている事である。山林なども水資源の関係で一時期中国などの外資が買い付けを行ってきたといわれ、林野庁でも調査したものを公表したものを以前見た。まだコンマ何%のレベルであったし、第一、山林を購入してどうやって水資源を抑えることができるのか、未だに謎である。海外資本が日本で会社を作って代表も日本人で購入するケースも不動産で多いと聞く。会社の登記を見ただけでは区別がつかない。
バブル期には山の手線の内側の土地の時価で米国全土が買えたとかなんとか。ニューヨークで土地買い漁るような事をしていたとか。今度はその因果で日本が同じ立場になったという事だろう。誰だって住んだり仕事をするにしても安心・安全・清潔・便利な場所が良い。行き過ぎた東京一極集中がこれで少しは収まればいいが、現状は寧ろ逆になっている。九州でも福岡が九州外への流出防止のダム(九州内でもいきなり東京に移住ではなく一旦福岡に仕事を求めていく)機能があるといわれたが、最近ではその機能が落ちてきている統計データもある。今は住みたいとか仕事をしたいとか思わないが、情報や人の集まり方を見れば若い時分にそういった場所で仕事をしたり居を構えるのはいい経験になると思う。視野も広がる。
土地神話が崩れてまた復活しつつあるのであるが、銀行だって事業の将来性とか言いながらも実際は担保主義である。自前の土地を持って一人前の扱いの感覚も健在。贅沢を言わなければ、自分の城を構えるのは無理難題ではない。もう少しマーケットの規格品を手に入れる事を良しとするのではなく、本人のライフスタイルや良いと思える選択肢があるほうが豊かになると思うがどうだろうか。