本日はこどもの日である。ニュースでは15歳以下の比率だか人口が過去最低を更新した云々がよく出ている。社会が豊かになると養育費が上がり、こどもを持つのを嫌がるなど色々まことしやかにいう事が多い。20歳くらいの学生と話す機会があって、結婚に関して縛られるや責任を面倒くさいという意識があるのだろう。こっちは年齢を重ねていくと、親の介護や病気、自身の体調変化で若い時のようにいかないと考えることが増えた。20-30歳の当時の自分が加齢の話を聞いても殆ど実感がわかなかったので、そのうち分かるだろう、という感じである。個人や社会のセーフティーネットとしてお金でカバーできる部分と出来ない部分があるのは事実である。しかし老後を考えて結婚するという発想も本末転倒な気もする。
フランス行きで色々問題があり叩かれていた女性政治家のグループがあった。そっちの話の方が大きくなったが、本来は事実婚で先進国?のフランスで研修をするのが目的だったはずだが、残念ながら本来の話は誰も取り上げてくれない。陰謀論ではないかと思うくらい話が封じられてしまっている。結婚という制度だか慣習が絡んでいるシステムは法律とモラルや責任があるので、立法府が動かないと変わらない話である。育児や介護をフェアに男女でやろうといっても、出産や授乳は男性がどう頑張っても交代できない。離婚で子どもは9割方女性についてくらしいのでそちらに肩入れしないと公平にならないのが社会である。効率や能率だと分業が正解だろうけど、共働きで世帯収入や社会の担い手を確保している。今更戻らない話だ。
こどもの日の木材というとのぼり竿である。鯉のぼりを泳がせるあれである。小さい頃はマンション暮らしで全く縁がなかった。男の子が生まれると1~3本ののぼり竿を立てて鯉のぼりを泳がせる。中々の作業である。長さが10m程の木材をある程度の荷重がかかるのである。そこそこの穴を掘って、補強を入れて固定する。建築・土木の心得がないと業者が設置しないとちょっと難しい。
のぼり竿を準備するのもなかなか大変である10mの長物を山林から出さないといけないのである。通常の丸太は2,3,4mが規格で木造で6mが精々である。林道も真っ直ぐでない方が当たり前で10mをひっかけずに出すのはよくよく考えないといけない。しかも縁起物なので傷をつけるわけにもいかない。のぼり竿用の木も20~30年で真っすぐでキズやクセのないものを選ぶ必要がある。のぼり竿を出す林業業者もずいぶん減ってしまった。手間や伐採の関係で予約を受ける2月頃から準備するので見切り発車で在庫をする。
都市部はほとんど見かけないが、珠に注文を頂くこともある。基本は郊外で敷地の広い家である。親が準備するかと思いきやお爺さんが初孫にとかが多い気がする。此方がのぼり竿の購入層となると、少子化、核家族化、家の建坪(敷地)減少と三重苦で中々厳しい。因みに親戚の叔父の家は鉄骨である。割と一人で伸ばしたりできるので便利である。木ののぼり竿も本当はオフシーズンには軒下に置いた方がいい。最近の軒ゼロか極限まで小さくした家で雨風しのげる軒があるかは疑問だが。
少し前までは新しく鯉のぼりを立てると、こども出来たんだな、という目印になった。季節感もあるので非常にいい風習である。こどもが大きくなるとおざなりなるので(今は我が家もしていない)そんなことするなら、旅行や買い物に使った方がいい、となるのも仕方ないのかもしれない。のぼり竿よりケータイのアンテナが立っている本数の方が実利がある。それでも文化が消えてしまうのを寂しいと感じる。需要が無ければ、木材は別にしても鯉のぼりつくる職人も減っていく。こどもが社会で貴重な存在であるのであれば、もっとこども関連に関して丁寧に文化や継承を教えていくことも大事ではなかろうか。